献本の効果的なやり方について教えてください

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先生相談室

本のプロモーションのための献本っていったいどうやればいいのでしょうか。

はじめての出版。

本をやっと書きあげたけれど、さぁこれから本のプロモーションをしよう!という時、何をどうやればいいか、何をどの順番でやるべきか迷いますよね。

ほとんどの方が、まず「献本」を考えるのですが、

●誰に送る?

●何人くらい献本する?

●みんなどうしているの?

と迷ってしまうようで、よく質問をいただきます。

※この記事は、私が運営しているオンラインコミュニティ(オンラインサロン)先生相談室に寄せられた質問とその回答を、加筆したものです。内容は少し編集しています。

献本の効果的な方法とは

【質問】もうすぐ2冊目となる著書が発売となります。

本のプロモーションのために、勇気を出して献本をしてみたいと思っております。

正直、わたしの本なんて献本しても・・・と躊躇してしまい、前作の時には、お2人しか送りませんでした。

青山華子さんにアドバイス頂いたこともあり、今回は私が活動を拝見していつも勉強させて頂いている方へ送ってみようと思っています。

そこで、献本の際に気をつけてらっしゃることや、こういうことはしない方がいい、こんな方や会社に送ったらいい、というようなことがあれば教えて頂けると幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

青山華子

【青山華子の回答】

本を出版すると、いろいろ悩むことが多いですね。

さて、ご質問の件ですが、まず、【献本は何のためにするのか?】を決めていますか?

献本の目的で代表的なものをいくつか挙げてみます。

1)お世話になった方に、とにかく知ってもらいたい

2)ファンや読者の皆さんに喜んでもらいたい

3)広報・販促のため(レビュー記事を書いて欲しい、何かで取り上げて欲しい、紹介して欲しい)

4)取材につなげたい

5)講演・セミナー依頼につなげたい

目的によって違いますので、これらはわけて考えないといけないですが、ここでは、広報・販促のため(レビュー記事を書いて欲しい、何かで取り上げて欲しい、紹介して欲しい)について考えてみます。

献本を広報・販促のためにする場合

1)本のレビュー記事を書いて欲しいなら、自分と関係性があって、できるだけ「書き慣れている」人で、ある程度、影響力がある方

2)読者の属性が近く、あなたの本に関心がありそうな読者をお持ちの方

3)仲良くしていて、好意的に紹介してくれる人

この場合、事前に「献本をしたいのですが、送ってもいいですか?」と先方に訪ねてから、送付するようにします。

出版社経由で献本する場合と、自分で発送する場合がありますが、いずれも「献本レター」を同封してくださいね。

【こちらの記事にも書いてあります】
出版社が献本する意味について、くそ真面目に考えてみた。

献本をする際、気をつけていること

それは、関係性のない人に一方的に本を送らないことです。これをやってもスルーされる可能性が高いです。

知人に送る場合でも、ひとこと事前に確認をしてから送るようにしましょう。

ただし、献本をしても、その方が紹介記事を書いてくれるかどうかは、やってみないとわかりません。

この辺は、著者やインフルエンサー同士で「相互紹介」の文化が出来上がっていて、普段から協力している方同士で、お互いレビューを書きあったり、紹介したりしているようです。

普段からのおつきあいがモノを言いますね。

私のところにも大量に献本が届きますが、全然、レビューを書けていないのが現状です。

それでも、お世話になった方や、いいなと思った本は紹介しています。

困るのは、全く読者層が違う方向けの本をいただいた時です。

なので、逆の立場で考えた時、読者層が異なる方には、私は献本はしないようにしています。

出版社や雑誌編集部などに送りたい時は

取材、講演依頼につなげたいので、公的機関や出版社などに送付する時には、「マスコミ手帳」などで献本先を調べたり、知人の担当者さんに送るようにします。

この場合もちゃんと「貴誌の読者に役立つこんな本を出しました。講演や取材も受け付けています」という献本のお手紙をつけてくださいね。

【どこに送るのか?】
関連性があるジャンルの雑誌、そういうネタを探している雑誌、プレゼントとして紹介してくれるので献本を募集しているところなどに送付します。

商工会は、会員になっていると、新刊案内に載せてくれます。

あとは、新刊案内でとりあげてもらえそうなところ、団体など。

これはマーケティングの視点で自分で探して、リストアップします。

法人会や経営者のコミュニティ、本が好きな人が集まっているコミュニティなどもいいですね。

献本は何人くらいに送ればいのか

献本を何人に送るのかは、著者によって違います。

どこまで時間とお金をかけてプロモーションしたいのかによります。

また、出版社さんが用意してくださる献本の数も、出版社によって異なります。

10冊くらいを無料提供してくださるところが一般的でしょうか。(青山調べ ※各出版社によると思います)

あとは、原価で100冊くらい提供してくださる出版社さんもありました。

私の場合、出版社経由で20~30冊、自分で送るのは、10~30冊位でしょうか。

少ない時には合計で30冊位、多い時で50~60冊、献本したと思います。

青山華子講演の写真

【総括】
献本は、数多く送ったら効果があるというものではないですし、送り先も誰でもいいわけではありません。

・影響力がある方

・関係性が深い方

・読んでほしい方

を絞り、よく考えて献本先を選び、あらかじめ「献本リスト」を作成しておきましょう。

有料の「献本サービス」をやっている会社もあるようですので、気になる方は検索して調べてみてくださいね。
 
 
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