ブログ、facebook、twitter「ビジネスで真に効果を発揮する数値の目安」とは?

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青山華子 (2)

ブログ、facebook、twitterをビジネスで使用する場合、どのような状態になったら合格なのか?目安となる指標や数値を教えて欲しいと言われることが増えました。

これ、一言で説明するのが難しい。うーんと考えてしまいました。

一般にはブログだったら、アクセス数(PV)や読者数、ランキング、はてなブックマークなどの数。facebookだと、友達の数、いいねの数、twitterだとフォロワー数などが目安となっていることが多いです。

が!

上記のメディアを実際に試してみて、正直これらの数字ってあんまりあてにならないなーと感じています。

考える女性 (3)

いえ、何もこれらの数字を否定しているわけではありません。もちろんこういった数字は大事です。

特にジャーナリストやライター、プロ・ブロガーやネットビジネスをやっている方など「いかに多くの方に記事を読まれているか」「いかに多くの方にリーチしたか」が問われる方たちにとっては、最重要事項なのかもしれません。

ただ、プロ・ブロガーを目指しているわけでもなく、ネットビジネスではない実業に対して、何らかのビジネス効果を期待するならば、重要なのはメディアの「反応率」ではないでしょうか。

私は、自分のブログをいくつか書いていますが、その他にも仕事として、他社のメディアの運営代行も引き受けています。

代行しているのは、私を含めたスタッフチームですが、KPIに「facebookのいいねの数」や「ブログのPV」を指定してくる企業はほとんどありません。

※KPIとは、目標達成のために、具体的な業務プロセスをモニタリングするために設定される指標(業績評価指標:performance indicators)のうち、特に重要なもの

一時期は、facebookページの「いいね」を獲得するキャンペーンなどもはやりましたが、単に「いいね」を獲得するための施策は下火になっています。

やはり最も大事なのは「反応率」

例えば、メルマガの登録や無料会員登録、誘導したいサービスページへの誘導率やお問合せの数、無料相談へのお申込み、資料ダウンロードの数などを設定することが多いです。

もちろん実際の申込み数や売上数もカウントしますが、数値としては「見込み顧客の獲得数」を設定するところが多いということですね。
 

「ビジネスで効果を発揮する数値」はどう考えるべきか

たまたま田村 憲孝さんの著書「はじめてのソーシャルメディア入門[決定版] 」を読み返していたら、「ソーシャルメディアが単独でも運営できている状態とは?」というページがありました。
 
はじめてのソーシャルメディア入門
 
 
 
 
 
 
 
少し古い本ですが、そこには以下のように書かれていました。

単独メディアで運営が成立している条件とは

facebookが効果を発揮する条件
1投稿につき5以上のコメントをもらう
1投稿に10以上のいいねをもらう

twitterが効果を発揮する条件
1日に3~4件のRTや返信をもらう

アメブロが効果を発揮する条件
アメンバー記事のアップ後に5人程度の申請を獲得する

田村さんの数値を参考に、私が実感している数値をあげるとすると、感覚値では以下のようにとらえています。

facebookが効果を発揮する条件
狙った記事で1投稿につき2以上のシェアをもらう
ブログへの誘導記事を投稿するとブログへ100以上アクセスを送れる
メルマガ誘導記事のアップ後に5人程度の読者を獲得できる

twitterが効果を発揮する条件
●1日に3~4件のRTや返信をもらう(田村さんと同じ意見)
●ブログへの誘導記事を投稿するとブログへ50以上アクセスを送れる
●メルマガ誘導記事のアップ後に3人程度の読者を獲得できる

ブログが効果を発揮する条件
●メルマガ誘導記事のアップ後に5人程度の読者を獲得できる
●ほったらかしでも1日2人以上フォロワーが増えている(facebook、メルマガ読者、ブログ読者、他のSNS登録者など)
●1投稿で2~3件のコメントやメッセージをもらう
●他の方のブログやSNSで週1回以上紹介されている

ただし、これらはあくまで私が考える「ざっくりとした基準」で絶対ではありません。

運営者のビジネスの内容やリソース、知名度などにもよりますが、一般的にこのくらいコンスタントに反応があると、合格と言えるでしょう。

ちなみに、私が指標としているのは以下です。

ブログの指標
●メルマガ読者獲得数
●PDFダウンロード数
●ブログへのアクセス誘導数(自分のメディア)
●ブログへのアクセス誘導数(他者のメディア)
●メニューページ、サービス案内ページが見られた数
●お問合せの数

facebookの指標

●シェアされた数
●メルマガ読者獲得数
●ブログへのアクセス誘導数(自分のメディア)
●お問合せの数

twitterは、今はそんなに力を入れていないのですが、ブログへのアクセス誘導数とRTされた数は確認するようにしています。
 

「メディアの反応率」はどうしたら上がるのか

まず第一に考えるべきなのか「マッチング」です。

あなたや、あなたの製品やサービスに興味がある方を集めているか、その方たちに響く情報を届けているか、ここがずれていないことが大事なのです。

義理いいね!や義理の相互読者をいくら集めても見に来るのは最初の1、2回で、その後、リピーターになったり、顧客になることはほとんどありません。

以前、1000いいねの先に何がありましたか?という記事をご紹介しましたが、やみくもに「いいね!」を集めてもビジネスではあまり効果がないのです。アクセスアップも同様で、ひたすらアクセス数だけを追いかけていると、大事なことを見失ってしまうことが多いので、注意してください。

次に考えるべきなのは「伝わりやすさ」です。

何を書いているのかよくわからない記事は、反応が悪くなります。やはり伝えたい事を絞って、わかりやすい文章で伝えることが大事です。
 

自分メディア(ブログ、facebook、メルマガなど)運営で重要なこと

1、あなたは、何のために自分メディアを運営しているのですか?
2、誰に情報を届けたいですか?
3、自分メディアからどんな反応がどれくらい欲しいですか?

この3つを原点に戻って考えてみてください。

そこから、あなたが目指すべき「ビジネスで効果を発揮する数値の目安」が見えてくるはずです。

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