USPばかり気にしているあなた、大事なことを忘れていませんか?

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青山華子

「起業するにはUSPを見つけなさい。」

本、セミナー、コンサルティングでもよくこんな風に言われますね。起業に興味がある人ならきっと一度は聞いたことがあるはず。

USPとは、Unique Selling Propositionの略。

簡単に言えば、あなたにしかない売りのポイントという意味です。

このUSPって絶対にないといけないのでしょうか?とたまに質問されます。

うん、これね、ぶっちゃけていうとUSPなんかなくたって売上は上がります。なので、必死にUSPを探さなくたってだいじょうぶですよ。フリーランスとか、小規模な会社のレベル限定での話ですけれど。

あ!適当なことを言っているわけではありません。ちゃんと根拠があります。

1000人以上の経営者、起業家に聞いた「フリーランスに仕事を頼む理由」

私は2000年に起業して以来、累計1000人以上の経営者、個人起業家に同じ質問をしました。

「どうしてあなたは、○○さんに仕事を頼んだんですか?」と。

その質問に対する答えの99%はコレ!

「自分の周りでそのサービスをやっている人を他に知らないから。または、何人かいるけど、その人が一番信頼できそうだから」

さらにこんな追加質問をしました。

「他の人と価格やサービス内容を詳細に比較検討しましたか?いろいろ体験したりしてから決めましたか?」

いいえ、特に何もしませんでした<77・8%>
値段はざっくり比較した<20・1%>
一応、体験やトライアルをしてから決めた<2・1%>

( 2015年3月1日時点での集計です )

資料 指差し

どうでしょう?

意外にも、他の方と比較して決めたという方は少ないのです。

よくある製品、スマホとか一眼レフなどだったら、価格や機能を比較して決めるかもしれません。

でも、個人起業家が提供している製品、サービスって大手企業が提供しているようなものとは違って、もともと独自性の高いもの、オリジナル製品だったり、手作りだったり、その人そのものが独自性(カウンセリングとか)だったりすることがほとんど。

100%同じものなんてありませんよね。

だったら真っ先に考えるべきことは、以下なのです。

「誰の」「どんな問題解決の役に立つのか」を明確にすること…つまり、ベネフィットを明らかにすることです。

まだやってもないのにUSPなんてわからない

そもそも、まだ起業もしていない人に独自の売り=USPなんてありますか?

そんなもの私にもありません。

でも、ちゃんと仕事を頼んでくれる方はいらっしゃいます。

あなたの周りの売れている人をしっかり観察してみてください。その方には強烈なUSPがありますか?誰もやっていない画期的なサービスを展開しているんでしょうか?

たぶん「ちょっとした違い」や「優位性」はあっても、他の人もやっているようなサービスをやっていますよね。

売れているのは製品やサービスがいいからということもあるでしょうけれど、「その人から買いたい」と思っているお客さんが多いのも事実。特に講師やコンサルタント、士業などは大きな差別化が難しい分野もあるので、なおさらそうだと思います。

USPなどなくてもビジネスで結果は出せる

私はそう思っています。それよりも「マーケットはあるのか」「お客様不在のビジネスになっていないか」を考えるのが先で、あまりに差別化しようとすると逆にお客様が欲しいと思わないサービスになってしまいがち。

駆け出しの時期にUSPにこだわりすぎると、大事なことを見逃してしまいます。

それはもっと後になって、ビジネスを大きくしようとした時に考えても遅くないのです。

独自の」売りでなくてもいい。すごい差別化もなくていい。

あなたのサービスは「誰の」「どんな問題や不満」を解決してくれるのか。どんな役に立つのか。どんないい変化があるのか

まずはこれが明確になっているかどうかを考えてください。

 

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