差別化の誤解~資格を複数とれば差別化になるの?売れるの?
資格を複数取ったら差別化ってできるの?
起業しようと思い、資格を取りました。これから起業しようと思いますが、同業者もたくさんいて、自信がありません。同業者との差別化をするために、別の資格を取って組み合わせたほうがいいように思えてきました。
また、今回資格を取ったことで、自分に足りないこと、もっと深めたいことが出てきました。プロとして起業するなら、深く学んで、プロとしてお客さまにフィードバックできたほうが、早く軌道にのると思いますがどうでしょう?
(コンサルタントとして資格を取得、起業しようとしたAさん)
こんにちは。がけっぷち社長・青山華子氏の会社でパートナースタッフとして関わっている、ブランディング戦略コンサルタントの松下一子です。
「取得した資格を活かして起業をしたい」と動き始めると、なかなか集客できないという壁にあたり「関連する資格を取って、他の同業者との差別化を図りたい」と思う方は多いようです。
起業をしてもなかなか仕事が来ないのではないかという不安から、起業せずに次々に学びに走りなかなか起業できない、というケースもあれば、起業してみたけれど、なかなか仕事が取れない、お客様につながらないという焦りから、「新しい資格と組み合わせて差別化を図ろう」というケースもあります。
資格をたくさん取ると、名刺やWEBサイト、ブログなどのプロフィールにたくさんの資格が並ぶことになります。
ご本人は「なんでもできますよ」「いろいろな状況に対応できますよ」という風に見えそうで、これで一安心と思っているかもしれません。
ですが、それを見た方は、「いろいろできるみたいだけど、いったい何の専門家なんだろう」、「たくさん資格が並んでいるけど、なんだか自信がないのかな」と思う事が多いのです。
たくさん資格が並んでいると、かえって仕事につながらないこともあるそうです。
実際に、私も過去にそういう状況に陥って、迷走した経験があります。
その時の様子はこちら⇒差別化しようとしたはずなのに、逆効果!!にならないために考えておきたいこと
そうです。こんなことを書いている私も、当時は「たくさん資格を取れば自分の引き出しが増える」→結果、お客様が来てくれる
という幻想を抱いていました。
あなたが最初に資格を取った時のことを思い出してみてください。きっとその資格で誰かの役に立ちたい、起業したいという想いがあったはず。
そうであれば、他の資格を取ろうとする前に、以下についてもう一度考えてみてください。
別の資格を取る前に自問自答してみましょう
◆なぜ、この資格を取って起業したいと思ったのか。
◆自分が「こんな人がお客さまになってくれたら最高」と思う人は誰なのか・どんな人なのか
◆その人が、あなたを選ぶ理由、あなたの仕事を選ぶ理由は何なのか
◆それは、本当にお客様が求めていることなのか?
◆お客様はそれでどうなりたいと思っているのか?
ビジネスがうまくいくためには、「自分目線でなく、自分を客観視できることが重要」です。
「差別化をしたい」というのは、お客さま目線ではなく、自分目線。
「お客さまがあなたを選ぶ理由を突き詰める」のは、客観視できている状況です。
新しい資格やスキルを求めるよりも、自分を選んでくれる理由、お客様はなぜそれをやりたいと思っているのかを突き詰めていってください。
お客様がそのサービスを選ぶ理由
お客さまが、商品・サービスを決める理由は人それぞれです。例えば、
・自分の悩みを解決してくれそうだった
・この人になら相談したいと思った
・場所が便利だった
・自分の予算の範囲内で収まるから
・自分の価値観とあっていそうだったから
など様々です。
起業したての頃は、「実績の有無」で選ばれないこともあるかもしれません。でも、「ベテランの人だと新しい技術を習得しているかわからないので、最近資格を取った人がいい」というお客さまもいるかもしれません。
●自分が役に立ちたい人、自分のスキルを必要としている人に確実に届けるために、「差別化」にとらわれない。
●それよりも「お客様のこと」についてとことん考える。
これをいつも意識して、「あなたが役に立ちたい人」に向けて、行動をしていきましょう。
【こちらの記事も参考に】※以下は、青山華子氏の記事です
なぜお客様はあなたを選んだのか?
USPばかり気にしているあなた、大事なことを忘れていませんか?
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