やりたくないことをやらない覚悟
やりたいことを突き詰めるのも、やりたくないことをやらないと貫くのもひとつの覚悟
好きなことで起業。やりたいことだけやりなさい。あなたはもうがんばらなくていい。やりたくないことはやらなくていいんだよ。
相変わらず耳障りのいい言葉がネット上にはたくさんあふれていますね。
最近の自己啓発本は、厳しいことを書くと売れないので、やさしく、ふんわりと・・・が主流のようです。
こういうのを見て、なんでもわがままにやっていいんだー、好きなことしかやらなくていいんだーと相談に来る方がたまにいらっしゃるので、なんだか違和感を感じて、今日の記事を書いてみました。
私は、「やりたくないことはやらなくてもいい」という意見には賛成です。
人生は、やりたいことをやり、楽しむためにあると心の底から思っています。
ただ、この言葉には落とし穴があって「それによって失われる機会」のことを見落としている人が多いなって感じます。
やりたくないことをやらないと一体どうなるのか
やりたくないことはやらなくてもいいけど、ただしやった方が有利になることを「やらないという選択」をしたら、一生、ハンディを背負っていくんだということを覚悟しなきゃいけない。
学校に行きたくないから不登校。または退学
たとえば、私は中学を中退していますが、学歴がないと、そもそも「入りたい企業にエントリーする資格」さえ得られません。
昔はバカだったので、それに気づかず、学歴なんてどうでもいいと思っていましたが、家出した私を自分の家に住まわせてくれて、仕事を教えてくれた人生の師匠が「お前は大学に行って人生やり直せ」と言ってくれまして、周りより遅れて大学に行きました。
しかし、18歳で「花(flower)」という単語を、間違えてflourと書いてしまうようなレベルからはじめた勉強は、ものすごく大変でした。
そこから追いつくために1日15、6時間は猛勉強しました。
もう人生であんなに勉強したくないです。その時はじめて「真面目にやっておけばこんなに苦しくなかったのに」と反省しました。
専業主婦になりたくない。家事を義務にしたくない。
そう思って正直に言ったら、最初、結婚しようとしていた方に婚約破棄されました。
オンナは家事をするもの・・と思っている男性全てにモテません(笑)
社畜になりたくないから会社をやめた
私が会社員を辞めたのは、「会社が倒産したから」ですが、転職せずにわがままを貫いたので、起業せざるを得ませんでした。
たいして準備もなく始めたので、最初の数年は本当に大変でした。
顔出しをしたくない
顔写真をネット上に出したくないので、写真を載せていません。顔出しもしないと決めています。
それだとまず、絶対にTVには出れません。
過去に何度かTV出演依頼をいただき、その中には、経営者だったら絶対に出たいと思うような番組からの依頼もありました。
プロデューサーさんからお手紙ももらって、少しだけ心が揺れました。
信念を曲げてまで、TVに出たいか?と自分の心に聞いてみたところ、答えは即答で「NO」でした。
それにより、経営上はもったいないことをしたのかもしれません。
でも、これでいいと思いました。
不登校について思うこと
ある時、知人に頼まれて「不登校」をテーマにした講演を何度か過去にやって、本当のことを言ったらものすごくバッシングされました。
「誰もがあなたのようになれるわけではない」
「自分の子供に夢を見させることをいうな」
「それは単なる逃げじゃないか」
「そんな人ばっかり増えたら日本は終わる」
「子供が引きこもりになったらどうするんだ」
とか、いろんなことを言われました。
それに対して反論したいことはあるけれど、そこで消耗するのは意味が無いので、最近はもう不登校の講演はやっていません。
それでも「学校に通うのは絶対にやらなきゃいけないか」と聞かれたら、そんなことはないと答えます。
不登校になる方にはそれぞれに理由や事情があり、原因は1つではないのです。
だから、無理して周囲が通わせようとしてもなかなか難しいし、追い詰めすぎたら本人が死を選んでしまうという悲しいことも起こります。
そんなことになるくらいなら、学校なんていっとき休んでも行かなくてもいいと本気で思ってます。
顔出ししないと信用は得られないのか
そんなことはないです。顔写真を出しても、信用できない人もいます。
ただ、「顔写真を出しておけば起こらなかった面倒なことがいろいろあり、普通にやるより人の何倍もがんばらないといけない」というだけです。
講師やコンサルタント、社長という職業についているのに、顔出しをしないとは何事かと、最初は、業界の偉い人に怒られました。
知らない人からも、著名ブロガーさんからも、アホだのバカだの頭おかしいだの、それはもういろんなことを言われました。
中には真剣に顔出しした方がいいとアドバイスをくださる方もいらっしゃいました。
ええ、私だって知っていますとも。
きちんと顔写真を公開した方がいいってことも、そうした方が信頼が増し、いろんな扉が開くってことも、顔を出さないことにより、不利益を被ることがあるってことも。
十分承知の上で、このスタイルを選んでいるんです。
TVに一生出られなくても構いません。全く興味が無いので、出たいと思ったこともありません。
やりたくないことをやらない覚悟
多くの人が、当たり前だと思いこんでいることを「やらない」と決めるのは、とても覚悟がいることです。
あなたは、その覚悟がありますか?
●マイナーな道を行くんだという覚悟
●時には茨の道を行く覚悟
●それにより失うことも多くあるという覚悟
●いろんなものが不利になってもなお、それは「やらない」という覚悟。
それが揺らがないなら、どうぞそのまま「自分の道」を進んでください。
やるか、やらないかを決めるのは自分自身なのだから、それでいいのです。
青山華子の場合
私は【いろんなものが不利になってもなお、それは「やらない」という覚悟】を決めています。
この先、何があっても、今のスタイルのまま「顔出ししない」でどこまでいけるのか、とことんやってみるつもりです。
総括
人生はトレード・オフ。
何かをやらないって決めたのに、おいしいところだけは欲しい、みんなと同じものはもらいたいっていうのは、単なるワガママです。
それをやらないかわりに、そこをカバーするものが必要になります。
学歴がなかったら、学歴がある人よりも圧倒的な仕事力がないといい仕事は得られないでしょう。
そのために、尋常ではない時間を費やさないと同じスタートラインには立てません。
定番コースから外れたら、自分で何でもやらないといけなくなります。
自由であるかわりに、誰も守ってくれません。
【やりたいを突き詰めるのも、やりたくないを貫くのもひとつの覚悟】
どちらを選んでも、その人の人生です。
自分の魂が求める方向へ進めばいい。
覚悟を決めて、やりたくないことを貫いて生きる。
そんな姿勢を忘れずにいきたいと思った夜でした。
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