専門分野はどう絞る?講師・コンサルタントの専門分野の絞り方について、たかはしあやさんにインタビュー
専門分野を絞りたいけれど、なかなか絞れない講師・コンサルタントのあなたへ
起業して1冊目の本がベストセラーに!3年で3冊の本を出版し、ハンドメイド業界でいちはやく第一人者になった起業コンサルタントの
「たかはしあや氏のナゾにせまる!」
なぜ、短期間で認知を広めることができたのか、どうやって専門分野を絞ったのかについて、
【がけっぷち社長 青山華子がインタビューしました】
ではさっそく質問にいってみましょう!
――青山華子
あやさん、今日はどうぞよろしくお願いします。
たかはしあや:
はい、よろしくお願いします。
――青山華子
では、さっそく最初の質問です!
今の仕事をする時、どうやって専門分野を絞りましたか?
たかはしあや:
やりたいこと、やれること、やれる可能性のあることの3つをピックアップしそれぞれが重なっているところを見つけるところから始めました。
具体的には、ハンドメイドを仕事にしたい人への販売指導という分野に絞りました。
――青山華子
ハンドメイドという発想になったのはなぜですか?
たかはしあや:
元々雑貨店を運営していて、ハンドメイドでものづくりをしている人と触れ合う機会があったことと、その方々の商品やサービス自体は素晴らしいのに、販売・営業スキルが高くないことから選びました。
――青山華子
なるほど、過去の経験を活かせるところでニーズがありそうということでしょうか。市場(マーケット)があるかどうかはどうやって調べましたか?
たかはしあや:
はい、これからニーズが高まってくるだろうと予想して始めました。
マーケットに関しては、ハンドメイド作家と交流したり、全国の作家の発信(ブログ・SNS)を毎日かなりの数読んでいたので、そこから拾っていきました。
――青山華子
そうだったんですね。本当にこれでいけるのか不安はありませんでしたか?
たかはしあや:
不安はありましたが、元々ビジネスとして大きなパイが期待されるジャンルでないことはわかっていたので、私ひとりならなんとかやっていけると思って、とにかく上位3人くらいまでに入ればやっていけると信じて、やれることをひたすら実践していきました。
――青山華子
ありがとうございます。その時、誰かにアドバイスを求めたりしましたか?
たかはしあや:
基本的には誰かにアドバイスをもらうよりも、本をたくさん読みました。また、アドバイスはハンドメイド関連の人ではなく、全く違うビジネスをやっている方からいただきました。
――青山華子
全く違うビジネスの人に聞いたのはどうしてですか?
たかはしあや:
成功されている人がほとんどいないジャンルだったからです。単に業種が一緒だからといって相談しても、あまり参考にならないかなと思いました。それよりも、他ジャンルで成功されている方のアドバイスを自分のジャンルに置き換えてやってみた方が、うまくいくと思ったからです。
――青山華子
なるほど、それは懸命ですね。確かに成功している人に聞いたほうが成功確率は高いですよね。なんかわかります。
では、次の質問にいきます。
専門分野を絞れないという人が多いのですが、そういう方たちはどうしたらいいですか?
たかはしあや:
絞れない理由の一つに、絞らないほうが可能性が広がるという潜在的な意識があると思います。
でも、成功している人のほとんどが、最初は何かに絞りそれを磨き上げることで、成功のチャンスをつかんで広げていくという順番で、事業を大きくしています。
それを自分の中で納得させるためには、成功している人の事例をたくさん知り、絞った方がうまくいくと心から思う必要があると思うので、起業に関する本を読んだりセミナーに参加するなど、学んで納得することが大事だとアドバイスしています。
――青山華子
確かにそんな風に誤解している人が多いですね。絞らないほうが可能性が広がると。
絞ったほうがうまくいくと思ってもらうために、何かおすすめの本はありますか?
たかはしあや:
藤原和博さんの、必ず食える1%の人になる方法はオススメです。
稼ぐためにはまず、100人に1人のレアな人になるところから始めるという内容なのですが、絞って磨き上げていくという分野では、一番のオススメです。
――青山華子
ああーこの本ですね!私も読みました。これを話すと(絞るほうがうまくいく件)みなさん納得なさいますか?
たかはしあや:
はい、この本は誰に勧めても絞ることの重要性をわかってもらえるので、いちばん勧めている本ですね。
――青山華子
絞れないにも複数理由があって
1)こわい
2)どうやって絞ったらいいのかわからない
3)いろんなことをやりたいからそもそも絞りたくない、あきらめたくない
っていうのがあると思うんです。「2」に関しては、とにかく書き出してもらう方法が一番ですか?
たかはしあや:
はい、書き出すことで思考も整理されますし、客観視しやすくなるのでオススメです。
とりあえず自分がやりたいこと、やれること、やれる可能性のあることを書き出すことで、優先順位をつけやすくなったり、あれもできる、これもできると、思いつくことが増えていきます。
たかはしあや:
他にも、信頼できる人の客観的意見を聞くというのもオススメです。身近な人じゃなく、その道のプロだったり、お客様になりうる人だったり。
――青山華子
ありがとうございます。では、最後の質問です!
「◎◎といったらあなた」、と広く知ってもらうために、具体的にどんなことをしましたか?
――青山華子
あやさんの場合は「ハンドメイド」といったら「たかはしあや」と知ってもらうために、何をしましたか?
たかはしあや:
とにかく発信です。ブログやSNS、メルマガなどでたくさんの情報を発信しました。私の場合はそれが出版や講演のオファーにつながり、さらに認知が広がっていきましたが、原点は自分メディアの発信力だと思います。
――青山華子
自分メディア・・なるほど。
まだ何もやっていない人は、まずどの媒体から始めるべきでしょうか?
たかはしあや:
私はブログだと思います。
もちろんSNSやメルマガも大事ですが、まず最初はブログをお勧めします。ブログを書くことで記事がたまり、自分に興味を持ってくれた人が好きなタイミングで好きなだけ記事を読めるのはブログのいいところです。
――青山華子
ブログですね!あやさんは、ブログではどんなことを意識して情報発信しましたか?
たかはしあや:
自分が印象付けたいイメージや言葉を自分の中で具体的に固め、他人にそう思ってもらうためには、どんな言葉や表現を選べばいいのかを考えました。
私は背が低く声が高いので、講師の容姿としては幼く未熟で不安定なイメージをどうしても拭いきれません。なので、ブログでは硬めの表現を使い、講師らしいキリッとした文章表現になるように気をつけています。
――青山華子
かなり考えて発信されているのですね。内容についてはどうですか?みなさん何を書けばいいかわからないって人が多いようですが・・
たかはしあや:
商品やサービスについての良いところを事例や角度を変えて書くことを勧めています。「良い商品ですよ」と書くのではなく、「こんな時に便利です」とか「こんな風になれます」という事例をたくさん書くことで、読んだ人が「良い商品だな」と思ってもらうことが大事ですよね。
お勧めは、他人のブログで買いたくなった時に、その人のブログを50記事くらい読んで、まねできるところがないかを探すことです。
――青山華子
サービスやお客様のこと、お客様の声を書くということですね。自分のことは書かないのですか?
たかはしあや:
興味がない人の日常って、特段知りたくないと思うんです。
なので、まだお客様が少ないうちは自分のことはあまり書かなくていい、もしくは自分のことの中で、サービスに絡められることだけを書くだけで十分だと思っています。
私がどこへ行ったとか、何を食べたなどの日常を知りたいのは、すでに私に興味を持ってくれている人だけだと思うので、ある程度ファンができてきてからでいいかなと、私は思っています。
――青山華子
わー素晴らしい姿勢ですね。なかなかそこまで割り切って、ブログもビジネスの一環だと考えられる人は少ないと思います。
確かに、まだファンや応援者が少ないうちは、自分のプライベートなことを書いてもあまり喜ばれない。ブログってどうしても自分が書きたいことを書いてしまいがちですが、早いうちに認知を広げたいなら「お客様の知りたいことを」ある程度ビジネスライクに書いていくことってとても大事なことです。
それを無意識にやっていたとは、さすがですね。
では、次で最後の質問です。
最後に、「専門分野を絞ること」「ある分野の専門家として認知されること」について何か一言お願いします。
たかはしあや:
専門分野を絞ることは、やりたいことの入り口に立つことだと思っています。
どんなに素晴らしい事業でも、信用が無ければ人はお金を払ってくれないし、事業として続けていけないということを納得して行動できれば、専門家として認知されることはそれほど難しくないと思います。
私も最初はハンドメイドに絞っていましたが、今は少し広げて起業コンサルタントとして活動しています。まずは絞って、それから広げていきましょう。
――青山華子
ありがとうございました。
さて、たかはしあや氏のインタビュー、いかがでしたか?
実は、彼女の大躍進の裏には徹底したビジネス視点があったということがわかって驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
インタビューは、まだまだ続きますが、続きはまた次回に!
【起業コンサルタントたかはしあや氏プロフィール】
北海道札幌市出身
広告代理店や大手製薬メーカーの営業アシスタントなどを経て独立。
路面店、百貨店、ファッションビルなどで雑貨店・UVレジン教室運営を約6年経験。
現在は店舗・教室運営の経験を活かし、札幌・東京を中心にハンドメイド商品やサービスの販売指導としてセミナーやコンサルティング活動を積極的に行う。
近著には「もっと売れっ子ハンドメイド作家になる本」(ソシム社)がある。
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【青山華子より補足】
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