仕事が取れる名刺とは
【名刺は、逆から考えて作るとうまくいく】
■あなたの今の名刺、仕事につながっていますか?
名刺からお仕事の問い合わせが、受注につながっていますか?
名刺交換後に、相手からの反応はありますか?
この質問をすると、
「あんまりつながってません」と答えが返ってくることが
多いです。
「名刺はあるけど、なんとなく作成しただけ」
「誰かのものを見本にして、とりあえず必要な情報を入れました」
「プロにお任せで作ってもらいました」
という方がほとんどで、工夫をしているとしても、
「デザインをかっこよく仕上げてもらいました」とか
「名刺の専門家に、プロフィール満載名刺を作ってもらいました」
という方がいらっしゃるくらいではないでしょうか。
ビジネスパーソンのほぼ100%が持っていると言っても
過言ではない名刺。
名刺は、初対面で必ず受け取ってもらえる営業ツールにもかかわらず、
「名刺に力を入れている方が少ない」
というのは、ある意味、すごく大きなチャンスです。
私は、不動産営業をしていた会社員時代から、名刺をきっかけに
仕事を受注していました。
会社が作成している名刺の他に「個人名刺」を作り、
渡して、反応を見て、また微修正して・・・と試行錯誤を繰り返し、
自分なりに「名刺交換から、仕事につなげるコツ」をつかんだと
自負しています。
起業して13期目に入った現在も、名刺をきっかけに
仕事につながることが多くあります。
でも、一見、私の名刺を見ただけでは、どうしてそうなるのか
ほとんどの方がきっとわからないと思います。
だって、見た目には、そんなに違うところはありませんから。
では、どこが普通の名刺とは違うのでしょうか?
●名刺の役割 名刺って何のためにあるの?
その話をする前に、原点に戻って大事なことを整理します。
そもそも、名刺って一体なんのためにあるのでしょうか?
名刺の役割について、考えたことはありますか?
・自分のことを知ってもらうためでしょうか?
・サービスや製品について知ってもらうため?
・こんな人ですよ、怪しくないですよということを証明し、
信頼を担保するため?
・自己紹介がしやすいように?
私の答えは、
「こちらが狙った行動を起こしてもらうため」です。
具体的には、
「相手から連絡をしてもらうため」
「その時の連絡先をお知らせするため」にあります。
もうすでに相手があなたのことを良く知っていて、
メールや携帯電話などの連絡先を知っている方に、
わざわざ名刺を渡す必要はありませんよね?
●名刺は逆から考える
と、いうことで、名刺に何を書けばいいのか、
どんな名刺を作ればいいのか、を考える時、
真っ先に考えるのは、これです。
あなたは、名刺交換をした方に、
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
どんな行動をしてもらいたいのですか?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ということをきちんと考えるということです。
たとえば、
◆サービスに興味を持って質問して欲しい
◆相手から何かに突っ込んでほしい
( 話のきっかけ作り )
◆あとで問い合わせをしてほしい
◆メルマガ、ブログ、FBなどに登録してほしい
◆セッション、セミナーなどへの申し込みがほしい
◆あとでメールが欲しい
◆あとで電話が欲しい
◆お客様を紹介して欲しい
など、いろいろありますよね。
これらの「して欲しい行動」に優先順位をつけ、
多くても3つまでの行動をしてもらえるように、
名刺に盛り込むことを決め、構成を考えるのです。
名刺は、サイズが決まっていて、書ける文章の量や
盛り込める内容には制限があります。
広げるとA4サイズになる名刺とか何ページもある
冊子のような名刺なども、あることはありますが、
だいたい、名刺は、裏表1枚か、せいぜい2つ折り名刺に
書ける範囲内のことしか書けないのがほとんど。
限られたスペースの中に、あれも、これもと盛り込んでも
結局何も伝わらないのです。
ですから、「相手にしてほしい行動」の優先順位の
高いものから、「わかりやすい位置」に「わかりやすい表現」で
しっかりと情報を盛り込む必要があります。
●では、名刺には、どんな情報をどこに書けばいいのでしょうか?
まず、名刺を渡した相手にして欲しい行動を決めました。
次に、それに優先順位をつけて、3つまで選んでいただきました。
名刺の構成は、
「して欲しいことを、目立つ位置に、わかりやすく記載する」
というのが原則です。
ただし、会社名、名前、肩書、メールアドレス、電話番号などの
「基本情報」と呼ばれているものは、名刺の表面に入れることを
おススメしています。
この基本情報を、どこまでいれるのか?についても、
やはり「優先順位の高いものから順に、必要なものを配置する」
ようにしていきます。
名刺の要素、構成、デザインなどについては、文字だけでは
なかなか伝えにくいので、今日は、前回、私の開催している勉強会に
参加した、心理カウンセラーの吉田亮介さんの名刺を例に説明
させてください。
こちらの記事に実物があるので、名刺をご覧ください
↓ ↓ ↓
●表面には必要情報を記載
⇒住所は優先順位が高くないので、途中までしか記載していません。
どんな人に、何をしているのかをわかりやすくしました。
●体験セッションに申込んで欲しい
⇒これが優先順位の高いことの1つなので、中面に
詳しい内容、金額、QRコードも記載して盛り込みました。
●次にして欲しいことはお問い合わせ
⇒お問い合わせがメール、電話ですぐできるように、受付時間帯も
書いて、わかりやすいところに明記しました。
●その次に優先順位が高いこととして、JJ掲載のことを伝えたい
⇒裏面に記載しています。
●名刺のカラーを「ピンク」から癒し・安心のグリーン系のカラーに変更
⇒公式サイトと同じ色にして統一感も出しました。
こんな風に、
「相手にして欲しいこと」を中心に、名刺をリニューアルされました。
吉田さんは、今、お客様が来すぎて、
新規の受付をストップしているそうです。
もちろん名刺だけの効果ではありませんが、
「誰に どんなベネフィット(利点)があるか」が
伝わるようになると、お客様からの反応は全く変わります。
●異業種交流会やセミナー等で名刺交換をすることが多い方
●口下手なので、名刺で仕事のきっかけをつかみたい方
は、ぜひ私のこの記事を読んで参考にしてみてくださいね!
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