出版と集客~出版は集客にどれくらい効果があるか

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青山華子出版記念ランチ会

出版したらブランディングできますか?本を出したら、集客できるのでしょうか?

これは、講師やコンサルタント、先生業の方からよくいただく質問の一つです。セミナーや懇親会などの席で「出版すると集客力はあがりますか?」と聞かれることも多数。

私のこれまでの経験からですが、出版後、次のような変化がありました。

出版してよかったこと

仕事の問い合わせや依頼の増加。そのうち、いくつかは契約に至る(法人、個人とも)

ブログの新規アクセスが増加、読者増

ツイッターのフォロワー、フェイスブックのフィード購読者が増えた

メルマガ読者の増加。特典PDFのダウンロード者の増加

やたら「先生」と呼ばれることが多くなった。

自社開催のイベントやセミナーなどの集客のスピードが速くなった

招致セミナーの数が増えた(商工会や法人会、企業や公共団体等)

弊社スタッフが営業しやすくなった

などという変化はありました。

ですから、「私には」ブランディング効果はありました。

紀伊國屋書店本店 (1)

私が思う出版のデメリット

とにかく時間が取られる。執筆だけでなく、プロモーションやその準備、キャンペーン、アフターフォロー、本を売るためのセミナーや講演などに割く時間が予想以上にかかった

出版社にふりまわされがち(人によるかもしれません)

編集者さんと合わないとストレスが溜まる

良くも悪くも出した本でイメージが形成されてしまう

よく考えて本を出さないと、一度、出したジャンルの人(たとえば、SNSの人とか、女性本の人とか)と思われて方向転換がしづらい

刊行時期が自分でコントロールできないため会社が多忙な時期に重なると体力、時間的に大変

女性本を出したら自分に合わないお客様が大量に増えて困った

批判とかバッシングが増えた(もう慣れました)

「出版の真実」というシークレットライブでお話ししましたが、出版するっていいことばかりではありません。

出版がブランディングにも集客力アップにもならない例

本を出版したのに、仕事がないとか失業中という方にお会いしたことがあります。本は売れたけれど、仕事が全然来ないとか、セミナーに集客できないという例も。

出版貧乏(本は書いているが、ちっともビジネスにつながらず、それを取り返そうとまたまた本を書く・・という負のループに陥っているケース)という言葉まであるくらいです。

このパターンはよくあります。私もうっかりこのループにはまってしまうところでした。

本が売れても仕事の依頼が来ないのは、そういう戦略を立てていないから。出した本のテーマ、対象者がずれているから。

ベストセラーを目指すと、ターゲットのミスマッチが起こりがちです。ベストセラーが、その方の仕事に結びつくのは、集めたいお客様が一般の方や会社員の方が対象の場合のみ、だと思ってください。

法人とか社長にアプローチしたいのであれば、ベストセラーは狙ってはいけません。部数はそこそこでも、確実にターゲットが手に取る本にしなくてはいけないのです。

ここを間違えると、本は売れても仕事が来ない典型的なパターンに陥ってしまいます。

講師やコンサルタント、先生業をしている人にとって、本を出すのが最終目的ではなく、「自分のビジネスにつながること」「集客力を高めること」が最終目的のはず。

決して「出版さえすればいい」「売れる本さえ出せばいい」ということではありません。

出版した本をビジネスにどう活かすのか戦略を立て、上手にビジネスとリンクしていかないと「思ったより効果がなかった」ということになってしまいます。

重要なのは、「本を出した後」どうするか。出版はあなたのビジネスにとってどういう位置づけになるのかをきちんと考えてから本を出すことです。

「著書」という媒体をいかすも殺すもあなた次第。

あらかじめ、戦略をよく考えて出版という貴重な機会を上手に使っていきたいですね。

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