在宅勤務には「自己管理能力」が求められる

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最近、全く知らない方から「在宅のお仕事をください」と言われます。

ホームページやブログ、フェイスブック経由、お問い合わせフォーム、などから問い合わせも来ます。

たしかに弊社は、開業当時から在宅勤務制を積極的に取り入れています。

小さな子どもを育てている方や、介護をしている方、仕事以外にもやりたいことがある方などが仕事を続けられるようにと、まだ世の中で在宅ワークが注目されてない段階から創意工夫してきました。

弊社のことをどこかで聞いた方が、連絡をくださるようです。近頃は「リモートワーク」なんて言葉もはやっていますしね、まあ「在宅で働きたい」って気持ちはわかるんですよ。

でもね、業務経験を聞いてみると「全く無いです」という方も多い。

え?スキルはどこで取得するんですか?まさか弊社の研修でも受けるおつもりでしょうか。

新入社員でもないのに、ゼロからの育てるなんてしませんよ。

青山華子

在宅勤務・リモートワークは甘くない

家でのお仕事は自分の好きな環境でできるから楽しそうに見えるのかもしれません。

でも、この働き方は相当な自己管理能力が求められます。

自分の好きな環境で誰にも文句が言われずにお仕事できるんですから、つい怠けちゃいますもんね。

残念ながら、弊社では、業務経験のない方を面接したり雇ったりすることはまずありません。とりわけ、「在宅勤務」で仕事をお願いできる方というのは、相当な信頼関係がないと難しいのです。

理由はこれまで言ったように、出勤型の社員よりも自己管理能力が高い方でないと安心して任せられないからです。

たとえば、在宅での仕事をお願いする場合、以下のことが気になります。

  • 「納期・スケジュール」「お客様との時間」をきちんと守ってくれるか
  • 個人情報などの秘密は守られるか?
  • ビジネスマナーはしっかりしているか?
  • 一定のクオリティの制作をしてくれるか?
  • 一人でその仕事をしっかり完成できるのか?
  • ある程度のITリテラシーはあるか?
  • PCが壊れたなどのトラブルに迅速に対応できるか?

出勤型のスタッフであれば、上司がスケジュールの管理、チェックをしたり、わからないところがあったらカバーできます。

うっかりマナー違反しちゃってもこっそり注意することもできますよね。

でも、在宅勤務ならそういったフォローはできない。

基本的には「何もかも1人で自己責任でやりきれる人」でないと勤まる形態ではないのです。

在宅で仕事をするために必要なこと

自己管理できる強い自信と覚悟が必要です。

また、ある程度のITリテラシーもいると思います。

雇用する側も、目が届きにくい所で働くメンバーを適切にマネジメントできる能力、顔を合わせなくても同じ方向へ導いていく能力が求められます。

テレワークのシステムがあるからと言って、在宅の人も常に情報を共有できるからOKといった「インフラの問題」だけでは解決できません。

雇う側と雇われる側、双方の能力とスキル、信頼関係があって成り立つ「在宅勤務」。

Win-Winの関係が構築できるよう、慎重に進めていきたいですね。

【弊社・伊藤の記事も参考に】
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【青山華子の記事】
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