セミナーや講座の価格の決め方(値決め)について
法人と違い、個人の世界では「セミナー価格の相場」というのは、あるようでないようなものです。講師や先生業といっても、法人向けと個人向けでは、大きくそのルールや相場観は違ってきます。
個人向けに開催するセミナーの場合、主催側に「自分はだいたいこのくらいかな」という暗黙の相場観があって、周りの人たちをみながら、金額を調整しているという方が多いのではないでしょうか。
一般的なセミナーや講座の料金の決め方、考え方
価格の決め方については、いくつかの方法がありますが、代表的なものには、以下の4つがあります。
1)コストに一定の利益を足して価格を決める
例)コスト2,000円、粗利が80%欲しい
→受講費10,000円 (粗利は8,000円)
※粗利=売り上げ-コスト(原価)
2)競合の価格と比較して自分の価格を決める
例)競合が10,000円なので、自分も10,000円にする。または、業界の相場より少し安めの8,000円にして割安感を出す、など。1と2の混合型という場合もあり。
3)あらかじめ計算してある「自分の時給」に照らし合わせて決める
4)世間相場とは関係なく自分が「欲しい」と思う金額に決める。
※この場合、「いくらくらいならお客様が払ってくれそうか」はきちんとマーケティングして決める必要あり。
上記のどの場合でも、価格を設定できる範囲は、以下の表のようになります。
私の主催している「売れっ子先生塾」の受講生やセミナーをよくやっている知人に聞いてみたところ、ほとんどの方が、1)と2)の両方を考えながら次のように価格を決めていると答えてくださいました。
・まず、自分と同じくらいの知名度、実力の方がいくらくらいで開催しているのかをセミナーズなどのサイトで調べる
・次に自分より知名度、実力が上の人がいくらくらいで開催しているのかを調べる
・同じような内容の講座をやっている人がいない場合、近い内容のものや客層がかぶっていそうな内容のものを調べる
・最後に自分の講座の原価(コスト)を計算しながら、価格を調整する
また、セミナーの時間、講師の実績、対象参加者の3つの要素を加味して決めるという意見も良くあります。
参考記事:セミナー参加費を決める3つの法則
さて、あなたはいかがですか?
どの方法で、講座やセミナーの価格を決めていますか?
どの方法で決めるにしても、自分はこれだ!というマイルールを決めておくとあとで迷わなくなります。
あなたが一番納得できる方法で代金を決めましょう。
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